
アメリカのインフレの原因はあきらなか資産バブルでした。資産バブルというのは、株や不動産価格が実体よりも拡大していてバブルになっているという事。
図を見てもらえれば明らかで、上がFRBのバランスシート、下がCPI(消費者物価指数)ですが、見事に同じ曲線です。
FRBが行った金融緩和で利益を得た人は富裕層です。コロナ対策でそれなりの恩恵を得たのは低所得層、そして一番苦しいのは中間層。これはどの国も同じです。
資産がバブル的に増えたのは富裕層で、この富裕層が抱える資産が実経済と同じくらいにならないと、インフレは止まらないと思います。
富裕層は既に利益を確定し現金を保有しています。常に相場で負けるのは中間層。この中間層が音を上げて相場から退場した頃に、ゆっくりと株価は上昇していくと思われます。
中間層の資産が減りつつ、実経済が上昇しきた、適度な位置まではもう少し時間がかかりそうです。来年のどこかのタイミングまでじっくりと相場を観察していきたいですね。