8月米雇用統計

米雇用統計は予想25万人増でしたが、予想をはるかに超える52.8万人増となり、とても強い内容でした。この発表を受けて完全にコロナ前に戻り、コロナ前よりも雇用が増えた事になります。

これにより、市場ではリセッション懸念が後退したという良いニュースとなった反面、今後もインフレを抑える為に今のペースで利上げを進めていくというタカ派的な見方の、両方の意見が交え、市場のボラティリティが出る一方で方向感が定まらない結果となりました。

それでも、ドル円は利上げを折込み約2円近く上昇し、株価は下落しています。

また、市場が閉まった後、FEDの総裁メンバーが米経済は強く安定している事から、今までのペースで利上げをしていく必要がある事を述べ、次回のFOMCで0.75%の利上げを市場は折り込む動きになりそうです。

来週は、為替、株式において長期的な戦略を立てるのにとても重要な1週間になると思っていますので、注意深く見ていきたいと思います。

SNSでもご購読できます。