世界で活躍するインド出身CEO

写真だけを見たらどこの誰かを知る人は少ないかもしれません。しかし、この5人はいずれも誰もが知っている超有名企業のCEOです。なぜここまでインド人が活躍しているのか、その背景を少しだけ考えてみました。

様々な意見があると思いますが、やはりこれが1番ではないかと思っています。それは、国の方針による教育の充実だと思います。

特に近年ではIT分野に力を注ぎ、インド工科大学やインド経営大学院など非常に優れた教育機関の卒業生が海外に渡り活躍し、そして後輩達の面倒も見るという、ピラミッド組織がとても上手く機能した事だと思います。

同じ大学、同じ出身地、同じ文化を大事にして、海外で結束しお互いに助け合い成長してきたという事です。

そして、インドではまだまだ社会のシステムや設備など発展しきれていない事が多いですが、それが逆にタフさや柔軟性をもたらし、途上国としてのマイナスがプラスに働いたという事です。

かつて日本人も戦争に負けて、何もかも失ったところから這い上がって来たように、不便さというのは、人を強くし、国力を養う原動力になるのかもしれません。

この2つの事は、まさに今の日本に求められている事のような気がします。他人とかかわらない事が気遣いのような文化と、成熟した経済の上にあぐらをかいている日本人は、やはりどうしても国力を失っていく気がします。

新しい分野への投資と、それを実行に移す決断力、いつの時代も忘れてはいけない事なんですね。

※左上から
アルビンド・クリシュナ(IBM)
サティア・ナデラ(マイクロソフト)
サンダー・ピチャイ(グーグル)
リーナー・ナーイル(シャネル)
パラグ・アグラワル(ツイッター)

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