スウェーデンのコロナ対策

欧州で新型コロナウイルスが出現して以来、スウェーデンは独自の社会実験で世界から注目されてきた。パンデミック中に政府がほとんど行動制限を加えず、通常の生活を続けるとどんなことになるのかは、スウェーデンを見ればわかる。

スウェーデン方式の成果はこうだ。まず死者数がロックダウン(都市封鎖)を実施した近隣諸国を大幅に上回った。そして経済も近隣諸国と似たようなダメージを受けている。

「本当に何のメリットもなかった」と語るのは、アメリカのワシントンDCに本部を置くピーターソン国際経済研究所のジェイコブ・カークガード上級研究員だ。「自ら傷口を広げただけで、経済的に何の得にもなっていない」。

ウェーデンのコロナ死者数は5500人を突破し、100万人当たりの死者数は、アメリカを4割上回り、ノルウェーの12倍、フィンランドの7倍、デンマークの6倍にもなる。

更に、経済成長率はマイナス4.5%になる見通しで、近隣諸国と同程度、もしくはそれ以下。要するに、スウェーデンは期待された経済的なメリットを得ることもなく、圧倒的に高い死亡率を抱え込んだことになる。

緊急事態宣言、ロックダウン、自粛を心がけた方が、経済回復にも健康にも良いようですね。

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