
ビットコイン強気派として知られるメキシコ第3位の富豪、リカルド・サリナス氏は、ビットコインは全ての投資家がポートフォリオに組み入れるべき資産だと主張。
もし30年後の未来に持っていくのであれば、「法定通貨」は論外で、金や銀でもなく、ビットコインを選ぶと語った。
またサリナス氏はインタビューで「法定通貨は詐欺」と懐疑的な姿勢を示した。
特に南アメリカ諸国では、法定通貨の価値の下落が顕著だと指摘し、自国のメキシコぺソを例に説明。1981年当時、メキシコペソは米ドルに対し、1ドルあたり20ペソの為替レートで取引されていたが、現在は1ドルが2万ペソと、その価値は千分の1になってしまったと述べた。
また、ベネズエラやアルゼンチン、アフリカのジンバブエに至っては法定通貨はさらに悲惨なハイパーインフレ状態になっていると言及。世界の基軸通貨である米ドルにしても、「詐欺的な法定通貨」は通貨システムに結びついており、「通貨の放出量が月まで行ってしまった」ため、実物資産としては「ジョークだ」と痛烈に批判した。
–coinpost–